丹田呼吸法には、精神に安定をもたらすセロトニンが脳内に分泌されやすい効果があります。
医学的にもきちんと説明されている丹田呼吸法。
そう言われると、より安心感が持ててそういった意味でも効果的ですよね。
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丹田呼吸法の効果は?
横隔膜が活性化する
それでは横隔膜が活性化されていくと、深い呼吸、腹式呼吸が出来る様になっていくと、一体どうなるのでしょうか?ご存知の方も多いとは思いますが、改めてご説明させて頂くと、横隔膜を活性化させることによって、自律神経のバランスが整われやすくなります。
「あれ、何だかリラックス出来ていて快適だぞ!
よし、今この瞬間はとっても快適だ!☆」
と判断を下し、本能もまたご機嫌になりやすくなります。。
本能がご機嫌になると、どんどんご機嫌に相応しいホルモンを分泌し始め、感情的に嬉しくなったり、楽しくなったり、幸せを感じやすくなって来ます。
そして、そういった経験が脳の海馬に蓄積され、その時の経験は感情的に豊かにさせる、と記憶されていきます。
今度はその新しい記憶によって、記憶と一緒に関連した似た様な出来事が再現されると、その時快適だった記憶を基に本能は快適な感情を出す様に指令を出し、自然と全身がリラックスし始めていきます。
状況に関係なくリラックス出来る
この様に、随意神経、自らの意志を通じて横隔膜を活性化させ、自律神経のバランスを整え、本能による過度な緊張状態から脱し、ゆとりあるメンタリティ、豊かな記憶をインプットさせることが可能となります。 この一連のプロセスこそ、丹田の実践的な使い方の極意です。
要するに、記憶に依存した本能による自律神経支配に対し、随意神経を通じた自らの意志による、丹田の活性化によって自律神経支配を促すことは十分可能であるということです。
おススメの丹田呼吸法の動画
丹田呼吸法の驚くべき効果を体感するのに、この動画で説明されている方法はかなりおススメです!
わかりやすいアナウンスと、テロップなど、動画の質が高いので、誰でもすんなりと頭に入りやすく、実践しやすいシンプルな方法です。
さっそく一緒にやってみましょう!
・・いかがですか?何だか、全身の流れが「スゥ~!」と流れる様なスッキリ感を感じられませんか?
私も寝る前に最低一回はやってますが、副交感神経優位になりやすくなって、とてもリラックスしやすくなります。
仕事や対人関係など、日々の生活でメンタルが疲れ切ったあなた。そんなあなたにこの丹田呼吸法はとてもおススメですので、是非出来る範囲で取り入れてリラックスしてみて下さいね!
丹田呼吸の効果をもっと高めるためには?
丹田を鍛えるにも、やはりコツというものがあります。
具体的な事例を基にし、実践的な丹田の活性化方法について解りやすく、そのコツについて説明した記事がこちらです。
何でもそうですが、物事にはコツというものが存在します。そのポイントだけでもきちんと押さえて頂けると現実レベルで実践しやすいと思いますのでお勧めです。
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丹田呼吸のコツ
丹田呼吸、約15分間つづけることによって、心を平常に保ち、幸せホルモンとも呼ばれている「セロトニン」を意図的に生産することが出来ると言われています。
その効果は約2時間。
うつ病患者や切れやすい子供などは、このセロトニンが弱っている状態であるという指摘もあります。
逆にこのセロトニンを丹田呼吸で鍛えることによって不安を抑制し、ストレスに対する耐性を付け、感情の暴走を制御する力になります。
丹田呼吸でセロトニンを活性化出来る
丹田呼吸は冷静さと客観性を高め、ゆとりと落ち着きを促す上でとても大切な手段の一つであることが、医学的にも推奨されているのでとてもお勧めの健康法の一つです。
自律神経を通じて人は記憶から一定の感情を本能が感じる生き物であり、それはどんな手段を用いて防ぐことは出来ないものです。
どんなに前頭葉を活性化させて巧みな思考の抜け道、都合の良い論理を作り出したとしても、記憶によって生み出される感情というエネルギーそのものは確かに存在しています。
だからこそ丹田の本当の役目とは、セロトニンを強化することによって冷静さ、平静さを高め、
そうした隠されたエネルギーを浮き彫りにさせやすくし、きちんと感情を感じやすくすることにあります。
丹田を真に活性化させることによって、隠された感情を最後まで感じ尽くし、出し切る。
そうすることによって全てが解放された時、蓋をすることによって滞ったエネルギーが循環され、感情面が嘘の様に爽やかになり、快適さすらも感じる様になる。
そうした内側に滞っていたエネルギーを解放させるだけで、心身共に深くリラックス出来る様になれるのです。
丹田呼吸でセロトニンが活性化する仕組み
もう少し詳しく解剖学的にご説明致します。
自律神経は記憶から本能に働きかけて感情を与える、自分の意志が存在しない、自動装置としての機能がもたらされています。
いわゆる、生命に必要な大切な器官、循環器系、呼吸器系、消化器系などの内臓や横隔膜に働きかける神経です。
これは、自分の意志が必要なく、本能が自動で、勝手に命令して動かしている神経ですので、私達の意志では直接関与することは一切出来ません。
しかしながら、神経には大きく分けて、自律神経の他にもう一つの神経が存在します。
それが、随意(ずいい)神経と呼ばれるものです。
随意神経とは、自分の意志によって、神経支配となっている筋肉などを動かすものです。両手両足、腹筋、背筋、首、頭など、一般的に自分の意志で動かせる部位がこの随意神経の支配下にあります。
丹田の活性化とは、正しくこの随意神経の支配下にある腹筋を使うことが最大のキーポイントになります。
丹田はお腹を引込めることによって生じる、腹圧によって高められることが出来ます。
この腹圧を高めることによて、みぞおちに存在する、内臓を支配している各神経が集まる、腹腔神経叢(別名:太陽神経叢)が活性化し、各内臓を活性化させることが出来ます。
内臓は、腹圧によって位置が変化します。
腹圧が弱いと重力の重みで全体的に下がり、腹圧が強いと重力に対抗し、下がりにくくなります。
実は、肝臓の上部と横隔膜は固定されています。
また、食道が胸椎10番の高さで横隔膜に貫通して、胸椎11番で胃に繋がります。
腹圧が高まるに従い、しっかりと腹式呼吸がしやすくなり、胸郭も広げやすくなっているので、胸郭に関連する横隔膜と、肋骨の間の外肋間筋に大きな影響をもたらしているみたいなのです。
それでは、横隔膜が活性化すると、どうなるのでしょうか?そのもう少し具体的な話に関してはこちらの記事にまとめてみました。続きが気になる方はこちらもチェックしてみて下さい。
丹田を鍛えると幸せになる理由
丹田を鍛えることで気、エネルギーが活性化して元気になることはある程度イメージしやすいかと思われます。
実際に丹田を鍛えられた方であれば、何かしら充実感、幸せなどといった心地良い感覚を経験された方も少なくはないでしょうか?
実は、丹田を鍛えることによって幸せホルモン「セロトニン」の生成と密接に関わっているという医学的根拠があります。
なぜ丹田を鍛えることで「セロトニン」が増え、エネルギーが活性化し、喜び、幸せを感じやすくなるのか?その理由について書いていきたいと思います。
ちなみに、丹田が活性化している方々の発声って何だか明るくて幸せそうな方が多いですよね。
気持ち良く発声するコツについてご興味ある方はこちらもご覧になってみて下さい。
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丹田を鍛えて発声するコツ
丹田を鍛えると幸せになる理由 その1 幸せホルモン「セロトニン」は95%がお腹から作られる
丹田はおへその少し下の辺りで、その体の内側の辺りに位置します。
肋骨より下ですので、腸に当たる場所の中にあります。
そして実はその腸から幸せホルモン「セロトニン」が何と95%も生成されているという医学的根拠が証明されています。
丹田の場所についてはこちらもチェックしてみて下さいね。
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丹田の場所
こちらの動画では、セロトニンと丹田の関連性について、東京初台で整体院院長、整体歴30年以上の東福先生が解りやすく説明して頂いています。
丹田とセロトニンの性質はほとんど一緒であり、呼応していると仰っています。いずれ科学的にもこの関連性が証明されるのではないかと仰っています。
丹田を鍛えると幸せになる理由 その2 リズム運動がセロトニンを生成する
東邦大学医学部統合生理学の名誉教授であり「セロトニン研究」の第一人者である有田秀穂先生は一定のリズム運動を行うことで「セロトニン」を生成すると証明しています。
先生主催のセロトニンDojoがあり、ここでセロトニンを生成するための様々なエクササイズを学ぶことが出来ます。
有田先生がNHKの番組に出演された際にこの理論について説明されています。
踏み台昇降運動を20分間した後の血液中のセロトニン数と脳波の違いが数値的に上がっていることが確認出来ます。
リズム運動と言っても別に踏み台昇降運動でなくても大丈夫で、本質的には呼吸・歩行・咀嚼(そしゃく)などのリズム運動が効果的とのことです。
リズム運動でもっとも手軽なのは、咀嚼、つまり噛むこと。たとえば、ガムを噛むという簡単な行為でも、20分程度続けていると、脳内セロトニン濃度が高くなるとのこと。
また呼吸では、坐禅の呼吸法(丹田呼吸法)をおこなうことで、同様の効果がみられます。
こちらのサイトで詳しくこの理論について確認することが出来ますのでご参照下さい。
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◎「リズム運動」でメンタル強化を
上記のサイトの大切な所を要約すると、以下の様な内容となります。
- リズム運動には、効果的な運動継続時間があり、どの運動の場合も、運動を始めて5分後くらいからセロトニン濃度が高まり、20~30分でピークに達する
- それ以上運動を続けて、疲れたと感じるレベルになると、かえってセロトニンの機能は低下します。また、自分にとってきついと感じる激しい運動や、苦手な運動の場合も効果は期待出来ない
- リズム運動のメリットは、セロトニン濃度が高まることで不安や抑うつ感などが改善されるだけでなく、元気がでてポジティブな気分になる人が多いという点(有田教授の調査による)
- リズム運動は、1人でやるよりも大勢で楽しくやると、セロトニン効果がより高まるとされている
そういった諸々の理由から、メンタル強化に効果的な一つの方法として、リズム運動が推奨されているとのことです。
私は太極拳やこちらの記事で紹介している医学的腹式呼吸を実践する様になってから心身共に調子が良いのですが、そうした運動を通じてセロトニンの生産を促していたことが一つの要因なのではないか?と考えています。
※医学的腹式呼吸についてご興味がある方は、こちらの記事もどうぞご覧下さい。
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丹田を鍛えて発声するコツ。
丹田を鍛えて幸せになるために大切なこと
丹田を鍛えると幸せになる理由、あなたも納得頂けたでしょうか?私自身このブログに様々な記事をご紹介するに当たって自分で実践して色々と試してみましたが、その中でも相性が良いものとそうでないものもありました。
そしてここが重要なのですが、自分に合うものでないと自発的に継続的に、長期的に続けることが非常に難しくなると言う点です。この自発的、主体的に「やってみたい!」「やってみよう!」という気持ちがあるかないか、ここがとても大切なポイントとなります。
仮説だけでは長期的なエネルギーを生み出さない
頭の中で「~が良いのかもしれない。」「~は効果があるらしい。」と、TVや人から聞いた話が例え凄く効果的でたくさんの改善例があったとしても、それを実際に自分が行動に移した際、同じ様な効果があるとは限らないからです。
効果があった方は、たまたま体質や性格、タイミングにおいて効果があったかもしれませんし、誰でも普遍的に効果があるとは限らないという事実があります。
それに比べて「~やってみたい!」と言った、自発的、主体的な思いが伴うものは、外からの情報から得られた頭の中の仮説ではなく、内側から湧き起る自然現象そのものです。
つまり何かしら快の感情を生み出す、セロトニンなどの幸福物質が働いた証拠であり、その思いが増幅するとどんどんエネルギーが高まり、機嫌も良くなっていきます。
自発的、主体的な思いが、長期的行動のエネルギー源
自発的、主体的に「~やってみたい!」という思いがあることによって、内側の幸福物質を生産する作用によってどんどん勝手に幸せ、喜びの感情に満ち溢れる様になり、行動する動機、大きなエネルギー源となり、長期的かつパワフルに行動しやすくなり、質の高い結果を継続的に量産しやすくなります。
だからこそ、「~が良いのかもしれない。」「~は効果があるらしい。」という仮説ではなく、「~やってみたい!」という主体的、自発的な思いが伴っているかどうかが、一つの大きな行動指針だと言えます。
最初の一歩を踏み出すことによって、その思いが心から溢れる思いであれば、どんどん無限大に増幅してエネルギーを高め続け、無限に行動し続けるエネルギー源となります。
まずはこの流れ、サイクルに合わせることがポイントです。
ですので、まずは「へぇ~。」「そうなんだ!」と心の内側で何かしら興味、関心が湧いて来ましたら、まずは実際に試してみて下さい。
実際に試してみて、何かしらセロトニンが活性化して喜びが湧いて来たら、それは今のあなたに向いている、合っている方法である可能性が高いと言えます。
そして喜び、幸せの流れに乗り、どんどんその嬉しい気持ち、思いを行動に移して形にしていきましょう。
論より証拠。まずは試して実践して、体験してみて下さい。きっと良い結果、思わぬ体験が出来るのではないかと思われます。
丹田を鍛えると重心が安定し、メンタルも安定できる解剖学的な理由
丹田を意識する時って、全身の重心を安定させる意味合いとしてもオススメられている場合がありますよね?
でも、それって具体的にどういうことなんでしょうか?
この記事では整体の目線から解剖学的に、
「丹田を意識すると重心が安定する仕組み」についてお話ししたいと思います。
また、重心が安定すると心の重心、メンタルも安定してきます。
「肉体とメンタル、両方の重心を丹田で安定させていく仕組み」も合わせてお伝えいたします。
丹田を意識すると重心が安定する。いい姿勢をキープしやすくなる
これは解剖学的に言えることではありますが、まず基本的ないい姿勢の基準というものがあります。
<いい姿勢の基準> 1.横からみた時。 →頭頂部、耳、肋骨、骨盤、足がまっすぐ一直線上になっている状態。 2.前からみた時。 →両肩をつないだラインが平行。 →腰骨(腸骨)をつないだラインが平行。 |
この状態を普通にキープしようとしても、何かしらの動作のさい、アンバランスになって歪んでいくものです。
それではこの状態がなるべく崩れないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか?
実はそこに「丹田」がキーポイントになります。
丹田を意識することで、下半身の要である「大腰筋」が活性化して姿勢がよくなる
これは丹田の場所にある、腰椎の付着部から股関節に繋がっているインナーマッスル「大腰筋」が大きく関係しています。
大腰筋はこの様な筋肉です。
<大腰筋の作用> 胸椎(12番)~腰椎(1〜5番)の筋肉で股関節の屈曲、脊柱の屈曲を行う。 |
太ももを胸側に曲げる(屈曲)させる筋肉なのですが、
この部位が弱いとその分だけ体が伸びてしまい(伸展)、背中側の腰が反ってしまいがちです。
「大腰筋」が弱ると、全身の土台である「仙腸関節」も歪みやすくなる
大抵の場合前後の歪みだけではなく、何かしら左右の歪みや回旋の歪みも加わってしまいます。
いわゆる「後上腸骨棘」PSISと呼ばれる骨盤の関節「仙腸関節」も歪んでしまいます。
実はこの「仙腸関節」、下半身全体の土台とされている超重要な関節であり、
全身の重心、要と呼ばれている場所でもあります。
もちろん「大腰筋」だけではなく臀部の「大臀筋」などもかなり重要で、
土台である「仙腸関節」に多大な影響を与えている訳ですが、
そもそもがスウェーバックと呼ばれる悪い姿勢(このパターンが多い)からくることの原因が「大腰筋」にあることが多く、
その結果「大臀筋」が弱体化しやすい傾向にあります。
つまり、まず丹田を活性化させて「大腰筋」を活性化させることで、
全身の姿勢をいい状態に矯正させることができやすい、1つのキーポイントだと言えるのです。
丹田が不活性で重心が安定していないと、メンタルも不安定になる理由
丹田がきちんと活性化していると、
「肚が据わっている」「ドシッとしている」といった表現に例えられる方も少なくありません。
それはなぜかというと、丹田が活性化していることで
「大腰筋」の上部に膜組織で繋がっている「横隔膜」も活性化しやすくなるからです。
丹田が活性化している随意筋(自分の意思)で呼吸をコントロールしやすい
なぜ横隔膜が活性化するとメンタルも安定するかというと、
丹田周囲のお腹は「随意筋」であり、
要するに自分の意思でコントロールできる部位によります。
丹田が活性化していることで腹部の筋肉を自在にコントロールすることで横隔膜もコントロールしやすくなり、
どんな状況や環境でも関係なく、安定的にマイペースな呼吸を自らの意思でリズムを作ることができます。
丹田が不活性だと、脳は外部からの影響を受けやすい。呼吸が乱れやすい
通常は脳が相手や周囲の環境からの影響を受けて、
過去の記憶から「快」「不快」といった感情が識別されます。
それに伴い、以下の様な自律神経の反応が無意識レベルで自動的に行われます。
- 「快」ならリラックスの副交感神経が優位になり、深い呼吸になりやすい。
- 「不快」なら緊張の交感神経が優位になり、浅い呼吸になりやすい。
これは脳の記憶から生じる、自律神経による自動的な自然の働きです。
だからこそ自律神経は自分の意思とは関係なく、独立して神経伝達が勝手に動くので付随筋と呼ばれています。
このパターンの場合、外部からの影響によって「リラックス」と「緊張」がいちいち反応してしまいがちです。
いわゆる「流されやすい人」「ふわふわした人」と目に映りやすい、
メンタルが不安定な人の特徴だと言えるでしょう。
丹田が活性化していると、外部からの影響を受けにくくなるのでメンタルが安定する
要するに、
丹田が活性化していると「大腰筋」によって土台がしっかりしていい姿勢になりやすいだけではなく、
横隔膜も自在にコントロールしやすくなり、呼吸をコントロールしやすくなり、メンタルを安定させやすくなります。
こういった恐れや不安に過度に振り回されなくなり、メンタルが安定しやすい、
いわゆる「肝が据わった」「ドシッとしている」といった心の重心が取りやすくなることが、
丹田を鍛える、活性化させる大きな意味の1つではないか?と個人的には捉えています。
メンタルを安定させる「心身医学による丹田呼吸法」
医学博士の笹田信五先生による、かなり分かりやすい「医学的な丹田呼吸法」です。
かなり本質的な「丹田呼吸法」ですので、どうぞご参考になさってください。
丹田を意識するとスポーツに役立つメリットについて
丹田が活性化されるとスポーツにも効果的、という話はよくアスリートからも話を聞いたことがあります。
それでは実際に丹田を活性化させると、スポーツにおいてどんな点が有利に働くのでしょうか?
この記事では「スポーツと丹田の関連性」についてお伝えしたいと思います。
丹田を意識するとスポーツに有利になるポイントとは?
それでは具体的に丹田を意識するとスポーツにどんなメリットがあるのか?についてお伝えいたします。
丹田に意識を置くことで、過度なメンタルにおける緊張状態を適切なバランスに調整することができる
丹田に意識を合わせることで一定の緊張をキープでき、プレーの正確性を高めることができます。
これは丹田に意識を合わせることによって、
「横隔膜も活性化して自律神経のバランスが整われやすくなる」というポイントが大きいです。
スポーツ等で交感神経が優位になりすぎると、
呼吸補助筋である「斜角筋」や「大胸筋」などが過度に詰まってしまい、
上肢(腕など)への神経伝達がスムーズに行われなくなる、というデメリットがあります。
また、首が詰まり過ぎてしまうと脳への血行不良や神経伝達も滞りやすくなり、
冷静な判断が求められるプレーや、プレー中に全体を見渡す広い視野を感じにくくなる、というデメリットもあります。
丹田を意識することによって、インナーマッスル(体幹・大腰筋など)が使いやすくなる
ここがスポーツをされる方にとってかなり大きいメリットだとは思います。
丹田をきちんと意識して使うことによって、上述した横隔膜が適度に動かしやすくなるのですが、
横隔膜がインナーマッスルの「大腰筋」とも膜組織でつながっているため、
下半身全体の要である「大腰筋」のパフォーマンスに大きく影響します。
丹田呼吸によってスポーツ後の疲労が回復しやすい
丹田に意識を普段からできていると、アフターケアとして副交感神経にすぐに切り替える上でも効果的です。
肉体を強化するハードトレーニングを行った後は、全身がガチガチになって緊張状態が続きます。
速やかに回復してパワーアップさせ、次の練習に備えたいところですが、この回復がスムーズにできないと、
逆にハードトレーニングによって体のバランスを崩しかねません。
スポーツに役立つ丹田呼吸法はこちら!
中国武術の先生である「河津先生」の動画です。
丹田を意識した体の使い方と、そうでないフニャフニャな状態の違いを分かりやすく説明されています。
丹田を意識して実際にスポーツ等に役立てたい方は必見です!
スポーツ後のアフターケアに役立つ丹田呼吸法はこちら!
こちらはマインドフルネス、瞑想法の1つです。
丹田に意識を合わせながらゆっくり瞑想していくことで、
脳波が次第にリラックスのα波になっていきゆるんでいきます。
スポーツで活性化した緊張状態をゆるめ、じっくりと回復できるように脳波から整えていきましょう。
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