丹田呼吸法とは?

丹田呼吸法のやり方は?

丹田呼吸法とは?

あなたが心地よいリラクゼーションを求めているなら、答えはあなた自身の体の中にあるかもしれません。

長い間、東洋の健康法や武道では、内なるエネルギーの源、丹田を活用することで身体と心の健康を高める方法が伝承されてきました。

それが丹田呼吸法です。

丹田呼吸法は、心と体のバランスを整え、ストレスを軽減し、集中力を向上させることが期待できる呼吸法です。

そして、その効果を最大限に引き出すための重要なポイントは、呼吸の仕方にあります。

この記事では、あなたが自身の丹田と呼吸をどのように連動させて健康とリラクゼーションを追求できるのか、その具体的なやり方をご紹介します。

丹田呼吸法とは?

まず、丹田とは何でしょうか?丹田とは、中国の古代から伝わる気功や太極拳などの内功において重要なエネルギーの中心地で、腹部の少し下、へその下約三寸(約7.5cm)の位置を指します。

この地点は、中国の伝統医学では体内の気(エネルギー)が集まる場所とされており、丹田呼吸法では、この丹田を中心に呼吸を行うことでエネルギーの流れを良くし身体や心の健康を維持・向上させることを目指します。

具体的な方法としては、深くゆっくりと腹式呼吸を行い、呼吸に合わせて意識を丹田に集中することが一般的です。

これにより、リラクゼーション効果やストレスの軽減、集中力の向上などの効果が期待できます。

ただし、丹田呼吸法はあくまで一つの手法であり、その効果は個々の体調や練習状況によります。

また、正しく行わないと逆に健康に悪影響を及ぼす可能性もあるため、専門的な指導のもとで行うことが推奨されます。

丹田呼吸のコツは?

丹田呼吸法のコツはあくまで感覚的なものですが、そのコツを習得する前提としてやはりその全体性、概要も押さえておくと丹田呼吸を実践的に日常生活に取り入れやすいです。

今回は、事例に基づいて、具体的にどの様に丹田を活性化させて恐れを克服し、過去のパターンを変えることが出来るのか?について、詳しくご説明したいと思います。  

丹田呼吸、実践版となります。  

まず、職場に凄い嫌味な上司がいたとします。

いつも偉そうな態度で威圧し、ことあるごとに部下の揚げ足を取り、自分の非を決して認めず、全て相手のせいにしようとする性格の上司が、実際にあなたの職場にいたとします。

皆から嫌われていて、誰もその上司を内心ではとてもけむたがっています。

でも、仕事上の上司であるがゆえに、そういった本心を無下に表すことが出来ず、どんどんストレスは溜まる一方。

いわゆる、「あいつ最低!」「最悪!」というレッテルを張られている方が、自分の身の回りの環境に存在している、というケースをまずは想定します。

あなたも含め、その最悪な人と関わっている皆が相当のストレスを感じ、最悪な対応を我慢しています。

単なるちょっとしたミスに過ぎず、「あ、ちょっと気を付けてね^^;」程度で済むことを、「あんたさ、何でそういうことを毎回繰り返すの!?」と、相手をわざわざ侮辱する様に、憎しみを込めて言われます。

そういう時に、場の空気が一気に下がってしまうくらいの邪念が放たれ、その人だけでなく、その場にいる全員のテンションを落としてしまいます。

どんなに温和で、絶対に人の愚痴や悪口を言わない様な人ですらも、「もうダメ、俺あいつに切れそうだよ・・(苦笑)」と、ため息交じりに、愚痴をこぼしてしまうレベルの人です。

とにかく、最悪な人です(笑)

そういった最悪な人と関わっている最悪な状況を打破するために必要なのが、まずはその凶悪な邪念にエネルギーを奪われない様に、自分の丹田を高めることなのです。

基本は、お腹を引込め続ける、腹圧を掛けることです。  

丹田は限界を超えるために必要なパワーの源

ただ、ここまで強烈になってくると、ちょっとやそっとの腹圧では相手のパワーに押されてしまい、飲まれてしまいかねません。

そこで、普段意識している腹圧以上の、全力の腹圧を、気合を入れて高めることで、何とかこのピンチを乗り越える必要があります。

今回のポイントは、自分のパワーよりも相手が勝っていて、相手のペースに飲まれやすい状況を打破するために必要な丹田の練り方のコツとなります。

相手に悪質な因縁を掛けられた時、または最悪な出来事と遭遇した時、自分のキャパシティオーバーの事態と遭遇すると、人間誰もが、いくらか精神的にぶれてしまいがちです。

そのブレが弱みとなってしまい、その隙を突かれてどんどん悪影響を及ぼされてしまいがちです。

エネルギー的に見ると、大抵の場合、このブレがある時にいわゆる相手からの怨念をモロに喰らってしまったり、自分の中の恐れが増大し、ネガティブ思考に乗っ取られてしまいがちになります。  
ここが人生の節目であり、今現在の自分の器の限界でもあります。  

ですので、そうした恐れと直面した状況において、如何に本能から自然と生じる恐れの反応を、自分の意志の力でまず抑えられるかどうかが、自分の限界を乗り越えるための、最も肝心なポイントとなります。

ここを乗り越えられないからこそ、人生の流れが変わらない、と言っても過言ではありません。

自分の内側にある恐れをきちんと受け入れ、それを一つ一つ乗り越えていく過程によって、自分の行動パターンが本質的に変わり、人生の流れもどんどん変わっていきます。

そうした、自分の器を超える恐れと直面した時の対処法として効果的なのが、全力で丹田を練り、その状況から少しでも多くの恐れを克服する、という行動が必要なのです。

丹田を全力で練るポイント

それでは、その全力の丹田の練り方のポイントをお伝え致します。

①お腹を全力で、とにかく力の限り引込める。

②十分に引込められたら、今度はみぞおちも全力で引込める。

③みぞおちが十分に引込められたら、今度は腹筋の横側も力を振り絞って引込める。

もし余裕があれば、胸の筋肉が力まない様に、胸だけは緩めてリラックスさせて下さい。  

あくまでこの手順は、私の丹田の練り方を分析した結果であり、個人差があると思われます。別に手順が違っていても問題はありませんので、ご自身でやりやすい様に応用されてみて下さい。

こうした全力で丹田を練ることによって、次第に相手から感じるネガティブな反応がなくなっていけば、成功です。 そして、こちらがネガティブな反応をしてこなくなると、あちらはさらに拍車を掛けて、こちらの隙を狙って来ます。僅かな隙間を見つけ、それを見つけたら徹底的にそこを突っつき、こちらを弱体化させようとします。

丹田呼吸のコツは、諦めないこと

それでもなお、相手に、自分に負けてはいけません。

相手がこちらを徹底的に攻めてくる分、こちらも徹底的に自分の丹田を高めることが必要です。

相手が最悪であればある程、非常にしつこいのも特徴の一つです。だから最悪なんですけどね(苦笑)。

ですので、こちらもその分、しつこく丹田を高めることに集中することが必要です。

そして、見事その攻防戦に打ち勝つことが出来た時、次第に相手との関係性が徐々に変わっていきます。

自分の内側にある恐れ、最悪な相手との接点がなくなっていくと、自然と相手と噛み合うことが少なくなっていきます。  

丹田呼吸を諦めずに続けた後に起こったこと

私の場合は、やはり職場にそういう最悪な人が過去にいたんですが、一年間粘って粘って丹田を高め続けた結果、ある時にその最悪な人が会社と揉めて、何と勝手にあちらから辞めていなくなってしまいました。

これにはとてもビックリしました。そして同時に、丹田を高め続けた結果、何とか最悪な状況から脱することに成功したことを受け入れました。

その後は、その様な最悪なレベルの方と幸い遭遇することはありませんでした。

あの一年は本当に試練であったと同時に、おかげさまで自分の丹田をとても強く鍛えることが出来た一年だったと振り返っています。

最悪な状況に陥った時は、是非丹田を鍛えて乗り越えられる様に頑張ってみて下さい。  

ここに書かれているシンプルな内容を実践し続けることによって、以下の様なことが実際に改善出来ました。  

  • 精神的に楽になり、リラックスしやすくなった。
  • 過度に緊張しにくくなり、冷静に物事を客観視しやすくなった。
  • スタッフ間のトラブルを穏和に解決しやすくなり、お客様からのクレームに対しても冷静に対処出来る様になった。
  • 相手に安心感を与えやすくなり、コミュニケーションしやすくなった。

etc..  

こういった状態になると、自分も周りもとっても気楽になれて、自分を中心に場全体を明るくしやすくなります。何らかのリーダーシップを発揮する役割を担っている方には特に必要なのではないでしょうか?

正しく丹田を鍛える、ということはそのままリーダーシップ力を高めることとも密接に繋がっているのではないか?と思われます。  

私の経験談に基づくお話ではありますが、多くの方々にも共通する普遍的なものだとは思いますので、ピンと来る方は冒頭にお伝えした3つのポイント、どんどん実践してみて下さいね。

丹田呼吸法とトラウマの関連性について

丹田とトラウマはとても密接に関わっています。

丹田は生命力そのものでもあり、その生命力が一定以上低迷することによって精神的に疲れてしまいがちです。

この丹田とトラウマの関係性について詳しく解剖学的見解も交えてご説明致します。とても大切な内容です。

きちんと理解して頂くと、その後の丹田の実践的な使い方に関する記事の内容も、より理解が深まり実践されやすいかと思います。

丹田とトラウマがどう繋がってくるのか?まずはトラウマに対する医学的な見解も含めて解りやすく以下の様にまとめました。どうぞご覧下さい。

ネガティブな感情が起きる原因

まず、不安に思うシーンが目の前に現れた、と想定します。 例えば、 ・苦手な上司に仕事のミスを報告しなければならない時。

  • 取引先、またはお客様からクレームをもらってしまった時。
  • 大勢の前で、自分の意見を述べたり、プレゼンをしたりする時。

etc..  

こういう時、大体の人が緊張したり、変に焦ったり、失敗したらどうしよう!怒られたらどうしよう!とか、たくさんの不安が頭をよぎり、思考が真っ白になってしまう・・。

そんな経験って、ありませんか?

ここで、こういった頭が真っ白になってしまう時の現象を、解剖学的に論理立てて説明してみます。

まず、なぜたくさんの不安が頭によぎるのか?

それは、以前何か同じ様な出来事が起きた時、何か失敗してしまったなど、ネガティブな感情とセットになって記憶されていることが原因の一つです。  

感情と記憶の関連性

記憶は、脳の中の海馬という部分に収納されます。

海馬の中にある記憶を元に、以前あった同じ様な体験が起きると、当時の記憶と感情を思い出します。

当時の記憶は扁桃体という快不快を判断する機能によって嬉しいことだったり、楽しかったことだったり、幸せなことだったりすれば、その感情を「嬉しい~!」「楽しい~!」「幸せ~☆」など、ストレートに反応し、そして記憶していきます。

もちろん、それは同時に「嫌だ!」「怖い!逃げたい!」 「助けて!」 「危険!回避せよ!」と扁桃体がネガティブな判断を取ればその通りに海馬に記憶されてしまいます。

↓ ↓ ↓
参考例:記憶に関わる海馬と扁桃体

そしてその記憶通りに、視床下部と呼ばれる本能に当たる機能が忠実にその感情を再現しようと動き出します。

視床下部は自律神経系の最高司令官に当たる部分です。ここから、各ホルモンを分泌し、肉体の様々な機能に影響を与えます。内臓や横隔膜は自律神経の支配下にあるため、こうした本能による反応に、ダイレクトに反映されるんですね。

良い記憶を感じさせる出来事であれば、本能は良い反応を示し、内臓は元気になり、横隔膜は副交感神経優位となり、深い呼吸がしやすくなり、リラックスしやすくなります。

横隔膜はインナーマッスルの中でも最も基本となる筋肉ですので、呼吸の深さで肉体全体の筋肉の力みが決まる、と言っても過言ではありません。  

感情と呼吸の関連性

副交感神経が優位となり、横隔膜が十分に機能し、深い呼吸が出来るということは、インナーマッスルが十分に機能し、アウターマッスルが過剰な力みを取らなくても良くなり、全身が程良くリラックス出来る様になります。

そして、その逆の場合、悪い記憶、良くない記憶を思い出させる出来事が起きた場合はどうなるのでしょうか?

視床下部海馬からの情報を基に、 「嫌だ!」 「怖い!逃げたい!」 「助けて!」 「危険!回避せよ!」 など、恐怖心を自律神経に指令し、目の前の出来事から避けたくなる様に、内臓や横隔膜に影響されます。

いわゆる、ストレスですね。ストレスを自律神経に指令されると、内臓は分泌液の過剰分泌が起きたり、横隔膜は緊急時に素早く動ける様にするため、交感神経が優位となり、浅い呼吸になります。

丹田呼吸法でトラウマは克服出来る!

通常、副交感神経優位の時は、横隔膜と外肋間筋の二つの呼吸筋で呼吸が出来るのですが、浅い呼吸の場合、首・腹筋、内肋間筋などの補助呼吸筋を使い始めます。

すぐに行動出来る様、瞬発性を高めるため、アウターマッスルがエンジン全開になります。

要するに、すぐに逃げられる様にする状態、または敵と判断した標的に攻撃し、恐れから解放するための行動が即取れる様、準備態勢に入ります。  

これが不安や恐れを感じた時の、解剖学的視点から見た客観的な背景となります。

つまり、なぜ頭が真っ白になったり、落ち着かなくなるかと言うと、

その場から早く逃げたいからなんですよね

嫌なんです、その状況にいるのが。  

そんな状況で、冷静な判断、適正な行動が出来る訳がありません。まず必要なのが、冷静な思考力と適正な行動力を取り戻すことが必要となります。

そんな時にこそ、丹田の力を利用するんですね。

丹田、腹圧を高めるといった、筋肉によるアプローチによって、

過去の記憶から生じる恐れの反応を相殺させ、本来のパワーを取り戻すことが可能となります。  

それではどの様にして丹田を高めることで、本能による反応を相殺し、冷静な思考力と適正な行動力を取り戻すことが出来るのでしょうか?まずはその考え方、概要について、こちらの記事でより詳しくご説明致します。

↓ ↓ ↓
なぜ丹田呼吸法で潜在意識が変わるのか?

また、丹田を高めることで、結果的に運気が高まる様にもなっていきます。これはあくまで私の持論に過ぎませんが、ご興味ある方は是非こちらもチェックしてみて下さいね^^

↓ ↓ ↓
◎丹田を鍛えて運気を上げる方法。

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9 responses to “丹田呼吸法のやり方は?”

  1. 趙丞紀 Avatar

    丹田呼吸に関心が高くて新しい情報を得たいです。

    1. 平野 Avatar
      平野

      趙丞紀さま

      初めまして、平野です。コメントありがとうございます。

      申し訳ありません、しばらくこちらの管理ページを見ていなかったため、コメントを今まで確認出来ずにいました。

      丹田呼吸に関する新しい情報ですね?

      なるほど、それでは丹田呼吸に関する新しい記事を作成するなど、何かしらご要望にお応えしたいと思います。
      恐れ入りますが、もうしばらくお待ちくださいませ。

      ところで、丹田呼吸に関しては具体的にどういった情報を欲していらっしゃるのでしょうか?
      そのことについてもう少し詳しく教えて頂けますと、もっとご要望に沿える回答をご用意できるかと思われます。

      もし差支えなければ、そちらも改めてコメントして頂けないでしょうか?
      特になければコメントされなくても大丈夫です。ご安心下さい。

    2. 趙 丞 紀 Avatar
      趙 丞 紀

      平野 樣
      送ってくださった親切な返事をよく読んで見ました。 世界的に現代社会はますます不安感が増加しながら自殺者が増加しています。
      私は 10代の時から心的葛藤で学校生活をしながら 1963年 5月に偶然な機会に先生に会いました。
      金 太 安(1907.9.19-1982.2.7) 先生は 1935年日本 早稲田 大学を卒業して、大阪正音学院で本人のどもる 矯正後 10年間どもり矯正事業をなさっている途中 1950年韓国に帰国して 1952年から国内では最初でどもり 矯正事業を始めました。
      先生は日本では最初でどもり 矯正方法を創案した 伊沢修二(1851-1917)の治癒方法によって先生も 矯正をなさるようになりました。
      この方法も主に呼吸方法と発声法を主として構成されています。
      その後日本では 花沢忠一郎(1917-2013)先生がその後を引き継いで死んだ以後現在は誰も伝授受けた人がいないことで分かっています。
      今までどもる治癒するための呼吸方法がさまざまが伝えて来ているがその中で 村木弘昌(1912-1991)様の著書である “丹田呼吸法” 一番優秀だと思います。この呼吸方法を多くの憂鬱、対人恐怖、恐慌障害のような神経症で苦しむ人々に適用して見たら短い期間に癒されるということを確認することができました。その間の私の経験によればすべての神経症の原因は等しいが医者さんたちが分類する病名だけ違うと思います。神経症の原因はひどい不安感から来ることなので身体的な呼吸運動を通じて自信感が生じればすべての神経症は自ら消えることであると思うようになりました。
      私は初めには 森田療法を長期間適用した結果、あまり効果がないということが分かるようになりました。すべての神経症を治癒するためには知識はあまり効果がなくて身体的な訓練を通じて身が変化されると性格も変化されるということも分かるようになりました。
      これから精神健康のための有益な情報があれば私にも知らせてくださればありがたいです。

      1. 平野 Avatar
        平野

        趙丞紀 様

        お返事ありがとうございます。大変お待たせ致しました。

        内容を拝見させて頂きましたが、要するに、丹田を通じたトラウマ、精神疾患などの状態をプラス化するための情報を求められている、という理解で宜しいでしょうか?

        1. 趙 丞 紀 Avatar
          趙 丞 紀

          どもり、鬱病のようなすべての神経症は丹田呼吸によって癒されるということを体験を通じて分かるようになりました。
          しかし丹田呼吸の中で腹式呼吸より 逆 腹式呼吸がずっと効果的だと考えられます。 これと関して体験した人々の意見をききたいです。

          1. 平野 Avatar
            平野

            趙 丞 紀 様

            お返事ありがとうございます。大変お待たせ致しました。
            丹田呼吸でメンタルの改善をされた、という素晴らしい体験を既に経験済みなのですね。

            腹式呼吸と逆腹式呼吸の違いですが、私はそこまで呼吸法が詳しい訳ではないので、残念ながらきちんとお答えすることが出来ません。
            申し訳ありません・・。

            ただ、呼吸法を「~のために」使うのか?という位置づけ、方向性、考え方については明確な理念があります。
            そうした明確な考え方によって、思考の適正化、そしてエネルギーの適正化によって、リラックスしやすい精神状態を作り、
            結果的に深い呼吸がしやすい状態を意図的に作ることが出来ます。

            どちらかというと、呼吸法はそうした考え方を支える補助輪の様なもので、その考え方を支えられるものであれば、
            腹式呼吸でも逆腹式呼吸でも、どっちが優れているか?というよりも、臨機応変に使い分けられた方が、
            よりリラックスしやすい状態を作りやすいのではないか?とは個人的には考えております。

            こういった方向性で、新しい記事を一度作ってみようかとは思っています。

  2. 伊藤滋朗 Avatar
    伊藤滋朗

    仕事のストレスから、横隔膜と息の使い方が逆になり、おもいっきり息を吸わないとしゃべり辛くなりました。又、逆にしゃべると声が大きくなるか、聞き取れにくい程小さな声しかでず、しゃべることが厭になっております。丹田呼吸法が息を整えることに期待が持てるのであれば、実践したく思いますが、助言頂ければ幸いです。

    1. 平野 Avatar
      平野

      伊藤様

      初めまして、平野です。
      コメント頂きありがとうございます。

      >仕事のストレスから、横隔膜と息の使い方が逆になり、おもいっきり息を吸わないとしゃべり辛くなりました。又、逆にしゃべると声が大きくなるか、聞き取れにくい程小さな声しかでず、しゃべることが厭になっております。

      なるほど、これは整体師目線で申し上げますと、
      ストレス等でだいぶ肩首の緊張が強そうですね、

      肩首、特に首の根元の緊張が強いと、声は出しにくいです。

      横隔膜があまり使えていないと、その分、呼吸補助筋である首周辺の筋肉が過剰に使われすぎ、
      交感神経優位になりすぎてリラックスしにくい状態になりやすい傾向にあります。

      本質的には自律神経のバランスを整える上で、副交感神経優位になりやすい行動全般がオススメです。

      なるべくリラックスできること、趣味や好きなことや安心・リラックスできる空間で時間を過ごすなど、
      できる限り伊藤様が精神を落ち着かせることができる環境下で時間を過ごせるかどうかがポイントかと思われます。

      また、丹田呼吸法はきちんと地道にコツコツ実践すると、横隔膜の機能がパワーアップしますので、
      その分内臓機能や肩首の過剰な緊張もとれやすくなり、喉・声帯の負担も軽くなって声が出しやすくなるかと思われます。

      整体のお客様でも、横隔膜のアプローチで一気に首の緊張が取れたケースが何件かあります。
      そしてもちろん、セルフケアで丹田腹式呼吸をオススメしています。

      本質的には自律神経のバランスを整えること、なるべくリラックスできる時間の過ごしかたができれば理想。
      そして丹田腹式呼吸を通じて、横隔膜をパワーアップさせ、過剰な肩首の緊張を少しでも緩めること。

      この様な回答とさせて頂きますが、いかがでしょうか?

      平野

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