日焼け止めと聞くと、手で塗るクリームタイプを想像する人が多いはず。
しかし、クリームタイプでは塗れないような髪の毛や背中にも塗りやすいスプレータイプの日焼け止めも人気です。
この記事では、日焼け止めスプレーとクリームはどっちがいいのかを解説します。
どっちにも異なるメリットとデメリットがあるため、その違いを頭に入れておくことで、あなたに合うほうが分かりますよ。
それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説します。
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日焼け止めスプレーとクリームどっちがいい?
SPFとPAが同じものであれば、期待できる日焼け対策効果は同じです。
また、日焼け止めスプレーとクリームは、どっちにもメリットとデメリットがあります。
そのため、「こっちのほうが優秀」と決めるのは難しいです。
そして、どの部位に日焼け止めを塗るのか、そして日焼け止めに求める条件などでおすすめできる商品は異なります。
日焼け止めスプレーとクリームどっちにしようか迷っている人は、どっちのメリットとデメリットを押さえて、用途に合うほうを選ぶといいでしょう。
日焼け止めスプレーのメリットとデメリット
ここでは、日焼け止めスプレーのメリットとデメリットを解説します。
日焼け止めスプレーのメリット
- クリームが塗れない部位にも使用できる
- メイクの上からでも手軽に塗り直しができる
- 手がベタつかないので外出先でも塗り直ししやすい
メリット1.クリームが塗れない部位にも使用できる
スプレータイプの日焼け止めは、手が届かない部位やクリームが塗れない部位にも使用できるメリットがあります。
例えば、背中の真ん中のほうは、手が届かない場所もあるためクリームタイプだと塗りにくいですよね。
スプレータイプであれば、噴射口から勢いよく日焼け止めが出るので、手が完全に届かなくても日焼け止めを塗ることができます。
また、髪の毛や頭皮などクリームを塗れない部位でも、スプレータイプなら使用できる点がメリットです。
忘れがちですが、実は髪の毛や頭皮にも日焼け予防は必要だと言われています。
メリット2.メイクの上からでも手軽に塗り直しができる
スプレータイプは、メイクの上からでも塗れる点がメリットです。
日焼け止めは1日に1度塗ったら終わりではなく、数時間ごとに塗り直す必要があります。
しかし、クリームタイプの日焼け止めを塗り直すのは、メイクが崩れる原因になりますよね。
スプレータイプは手で擦る必要がないので、メイクの上からでも塗り直ししやすいです。
メリット3.手がベタつかないので外出先でも塗り直ししやすい
スプレータイプの日焼け止めは手につける必要がないため、手が洗えない状況でも塗り直ししやすいです。
外出先などでは、スプレータイプの日焼け止めを持っていくのがいいでしょう。
日焼け止めスプレーのデメリット
- クリームタイプに比べてムラができやすい
- 人によってはスプレーでむせることも
デメリット1.クリームタイプに比べてムラができやすい
スプレータイプはクリームタイプのように目に見えないので、どの部分に塗れているか確認できません。
そのため、クリームタイプに比べるとムラができやすいです。
つまり、狭い範囲の使用には適していますが、広範囲の使用にはあまりおすすめできません。
デメリット2.人によってはスプレーでむせることも
スプレータイプは日焼け止めが勢いよく噴射されるので、周りへの配慮が必要です。
人混みでの使用や、換気の悪い室内などでの使用は避けたほうがいいでしょう。
人によっては、噴射されたスプレーを吸い込んでむせてしまったり、日焼け止めのにおいで気分が悪くなったりします。
外出先でも手軽に塗れる点がメリットですが、どこでもできるわけではない点を覚えておいてください。
日焼け止めクリームのメリットとデメリット
次に、日焼け止めクリームのメリットとデメリットを解説します。
日焼け止めクリームのメリット
- 保湿できる
- スプレータイプよりも密着力が高く、崩れにくい
- メイク下地として併用できる
- 汗や水に強い
- どんな場所でも使える
メリット1.保湿できる
クリームタイプの日焼け止めは、保湿効果が高いです。
そのため、乾燥肌の人や保湿をしながら日焼け対策したい人に向いています。
日焼けをすると、肌の水分が失われ乾燥しやすい状態になります。
そのため、日焼け止めに保湿成分が入っているのは、肌ダメージを抑えるうえでも大切なポイントです。
日焼け止めに保湿力を求める人は、クリームタイプがおすすめできますよ。
メリット2.スプレータイプよりも密着力が高く、崩れにくい
クリームタイプは手を使って塗り込むので、スプレータイプに比べて肌にしっかり密着します。
特に日焼けしたくない部位は重ね塗りもできるため、徹底的に日焼け対策をしたい人はクリームタイプが向いているでしょう。
メリット3.メイク下地として併用できる
商品によっては、化粧下地として使えるクリームタイプの日焼け止めもあります。
中には、化粧下地として使いやすいように、「トーンアップ効果」「多少のカバー効果」を持ち合わせている商品も。
下地と日焼け止めを分けてしまうと、その分厚塗りになってしまいます。
厚塗りを避けたい人は、日焼け止めと化粧下地を併用するのも1つの手ですよ。
メリット4.汗や水に強い
クリームタイプの日焼け止めは、しっかりと肌に密着する分、汗や水に強いメリットがあります。
商品の中にはウォータープルーフタイプの日焼け止めがあり、水のレジャーや汗をよくかくスポーツ時にも日焼け対策ができます。
そのため、日焼け止めを使うシーンによっては、クリームタイプのほうが向いている時があるでしょう。
メリット5.どんな場所でも使える
スプレータイプとは異なり、クリームタイプはどんな場所でも使えます。
においが強くない日焼け止めもあるので、室内でも影響なく使えるでしょう。
日焼け止めクリームのデメリット
- 商品によっては肌トラブルが起こりやすい
- 洋服に付いたら落ちにくい
- 商品によってはベタベタする
- メイクの上から塗り直せない
- クレンジングをしないと落とせない場合がある
デメリット1.商品によっては肌トラブルが起こりやすい
クリームタイプの日焼け止めは、スプレータイプに比べて肌トラブルが起きやすいです。
その理由はしっかりと密着してくれる分、毛穴に入り込んだり、普通の洗顔料では落としにくく肌に残ってしまったりするからです。
肌トラブルを起こしやすい人は、敏感肌用や赤ちゃんでも使える日焼け止めを選ぶといいでしょう。
デメリット2.洋服に付いたら落ちにくい
クリームタイプの日焼け止めには油分が多く含まれるため、洋服に付いたらなかなか落ちません。
商品の注意書きにも、「洋服に付かないように気をつける」と記載されていることが多いです。
そのため、クリームタイプの日焼け止めを使う際には、洋服に付かないように注意しましょう。
デメリット3.商品によってはベタベタする
クリームタイプの日焼け止めは、何も塗らない場合に比べるとベタベタします。
そのため、特に夏は不快感を得やすいです。
ベタつきが苦手な人は、ジェルタイプの日焼け止めを選ぶのがおすすめです。
乳液タイプよりもサラサラしているので、ベタつきはある程度軽減できますよ。
デメリット4.メイクの上から塗り直せない
クリームタイプの日焼け止めは、メイクの上から塗り直すのが難しいです。
そのため、顔に塗り直したい場合にはスプレータイプを持参するのがおすすめだと言えます。
デメリット5.クレンジングをしないと落とせない場合がある
商品によっては、普通の洗顔料だけでは落とせないものがあります。
それだけ肌への密着度が高いと言えるものの、落とす際に手間がかかる点がデメリットです。
クリームタイプの中でも「洗顔料で落とせる」と記載されているものは、専用のクレンジング料は必要ありません。
日焼け止めスプレーとクリームはそれぞれどんな人におすすめ?
日焼け止めスプレーとクリームのメリットとデメリットを踏まえたうえで、それぞれがどのような人におすすめなのかを紹介します。
<日焼け止めスプレーがおすすめな人>
- クリームタイプでは塗りにくい場所の日焼け対策をしたい人
- ベタベタ感をできるだけ軽減させたい人
- メイクの上から塗り直ししたい人
<日焼け止めクリームがおすすめな人>
- 肌への密着度が高い日焼け止めを使いたい人
- 化粧下地、保湿クリームと併用して使いたい人
- 塗りムラをできるだけ少なくしたい人
どっちにしようか迷っている人は、条件に合うほうを選んでみてください。
まとめ:日焼け止めスプレーとクリームはどっちにもメリット、デメリットがある!用途や条件に合うほうを使おう
日焼け止めスプレーとクリームには、どっちにも異なるメリット、デメリットがあります。
そのため、どっちがいいかどうかは断定できません。
日焼け対策をしたい部位や、日焼け止めに求める条件、どのようなシーンで日焼け止めを使いたいかでおすすめのほうは変わります。
当記事で紹介したスプレータイプとクリームタイプのメリット、デメリットを頭に入れて、適切なほうを選んでみてくださいね。